FUJI ROCK FESTIVAL'11 -DAY 1-

ノンタン

2011年08月08日 08:00

今年の夏はFUJI ROCK FESTIVAL'11に行ってきたよ!その初日。


フライシートを叩く雨粒の音で目を覚ますと、この日は天気予報通りの雨模様。さっそく上下レインウェアのフル装備に着替えて会場へと入場する。オアシスで朝飯を食っていると、たまたま同じテーブルだった人が熊本から来たということで、GWの九州ツーリング()の話題でちょう盛り上がる。こういうのがあるから旅はやめられないよな!って心底思う。


調子に乗って朝からビール飲みまくったら、生気を失ってDAD MOM GODもそこそこにアヴァロンのハンモックでお昼寝。フジロックを過ごす上で休養こそが重要なのは百も承知だけど、まさかライブを観る前に昼寝して休養を取ることになるとはな。


しっかりと休養を取ったところでホワイトステージのソウル・フラワー・ユニオン。フジロック'09()、RSR'10()とここんとこ毎年のように観ているんだけど、こういうご時世にこの手の反逆バンドはやべーやべー。初日の昼から知らない人と肩組んだりハイタッチしたり。ライブが終わっても『うたは自由を目指す』は鳴り止まなかった。


その後はボードウォークをぶらぶらしてたら、途中の木道亭でモンゴルのバンドHANGGAIがライブしてた。イギリスやアメリカと言った英語圏だけでなく、モンゴルやネパール、南欧にアフリカと世界中の音楽を聴けるのがフジロックのスゴいところ。特に今年はアフリカ勢の充実ぶりが目を引いた。


そしてグリーンステージに移動してMANU CHAO LA VENTURA!MANU CHAOはフジロック'02で見逃してしまい、もう一生観れないものだと諦めかけていたところで9年ぶりにフジロックに出演したフランスのアーティストだ。フジロックにはこの手のラテン×パンクのメスティソ音楽が毎年のように出演しているが、マヌ・チャオはその中でも多くのフォロワーを生んでいる大ボスのような存在だ。おれも興奮して久しぶりにモッシュピットに入ったんだけど、レインウェアの中が汗と蒸気ですごいことになるくらい踊りまくった!


その後はヘヴンまで移動してAMADOU&MARIAM。アフリカ勢らしいホットなライブがよかった!この日は新潟県内50,000世帯に避難勧告が出されるような記録的豪雨で、AMADOU&MARIAMの時間帯が一番降ったんじゃないかな?結局フジロックの3日間とも断続的な雨が降り続いたんだけど、フジロッカーからしてみれば"例年通りの雨"の範囲内。


陽が沈むと夜のヘヴンではライトアップが雨粒や水たまりに乱反射。ヒッピーを彷彿させるテント村も雨のおかげで一際きれいだったりして。


すぐ隣のオレンジコートではSAM MOOREのライブで盛り上がってた!数年前のNRBQもそうなんだけど、こういうアメリカのレストラン・バーで演ってそうなR&Bってほんと手堅い。


そしてヘヴンに戻ってWIDESPREAD PANICで酒飲みながらゆらゆら。途中でグリーンステージのCOLDPLAYを観に行ったら、ちょうどアンコールの『Fix You』で花火上がってた!


その後は苗場食堂で浅草ジンタを観てからクリスタル・パレスへ。薄々予想はしていたけれど、25:30からのVERY SPECIAL GUESTはなんとMANU CHAO LA VENTURA!まさかマヌ・チャオを昼間にキャパ40,000人のメインステージで演った後、深夜にキャパ1,000人に満たないハコで観ることができるとは!木の床がぐわんぐわん歪むくらい踊りまくった後に、サーカスを観てからクリスタル・パレスに戻ってOBRINT PASで大騒ぎ。土砂降りに降られながらテントに戻ったら時計の針は4:30を過ぎていて、びしょ濡れになった衣服を着替えてテントの中で横になると、フライシートの向こう側はうっすらと青みがかっていた。今日はほんと遊んだわー。なんか知らないけど"勝った!!"って思いながら泥のように眠る。

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